ウェブデザイナー/インターフェースデザイナー/映像ディレクター。1970年奈良県生まれ。東京大学大学院工学部卒業。多摩美術大学教授。1998年よりウェブデザイン、インターフェースデザインの分野に携わる。2004年にデザインスタジオ「tha ltd.」を設立。
以後、数多くのウェブサイトや映像のアートディレクション/デザイン/プログラミングの分野で横断/縦断的に活動を続けている。主な仕事に、ユニクロの一連のウェブディレクション、KDDIスマートフォン端末「INFOBAR」のUIデザイン、NHK教育番組「デザインあ」のディレクションなど。主な受賞に、カンヌ国際広告賞グランプリ、東京インタラクティブ・アド・アワードグランプリ、TDC賞グランプリ、毎日デザイン賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞など。
登壇概要
レンガから考える
気が付くと20年間余りに渡り、ずっとオンスクリーンメディアのデザインに携わってきましたが、自分のデザインの中で、時代の変遷と共に変わったこと、変わらなかったことについて、お話しさせて頂ければ幸いです。年寄りっぽい話にならないように気を付けたいと思います。
グラフィックデザイナー。愛知県生まれ。田中一光デザイン室を経て、1988年廣村デザイン事務所設立。グラフィックデザインを中心に、美術館や商業、教育施設などのCI、VI計画、サインデザインを手がける。
主な仕事に、横須賀美術館、すみだ水族館、9hナインアワーズ 、東京ステーションギャラリー、台中国立歌劇院、アーティゾン美術館、そごう・西武、ロフトのアートディレクション、東京2020スポーツピクトグラム開発など。
著作:『デザインのできること デザインのすべきこと』『デザインからデザインまで』他。
photo:濱谷幸江
登壇概要
デザインの速さ
今回は今まで手がけた仕事の紹介と共にデザインの役割やプロセス、これからのあり方についてお話しします。その中でも、ピクトグラム、サインデザインを中心に、制作プロセスと社会との関わりについてお話ししたいと思っています。外出自粛により、人と離れる機会が増えてますます情報環境が変化し、それをきっかけに人との関係や場のあり方について改めて考えるようになりました。人がデザインに触れ、それがどのように作用するのかを、情報の認識速度の話と共にお伝えしたいと思います。
グラフィックデザイナー。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了後、株式会社日本デザインセンターに入社。2011年より色部デザイン研究所を主宰。主な仕事にOsaka MetroのCI、国立公園ブランディング、市原湖畔美術館・須賀川市民交流センターtetteなどのVIとサイン計画から、パッケージ、展覧会デザインまで、グラフィックデザインをベースに平面から立体、空間まで幅広くデザインを展開。
登壇概要
またとないをたのしむ
クライアントの担当者や決済者も、対象となる場所や背景となる素材も、メディアや目的も期間や予算も、毎度「またとない」条件の中で進めていくのがデザインの仕事です。むしろそういった違いの中にこそ、またとない個性に即した新鮮なデザインを生み出すきっかけが隠されているのだと思い、それらを手繰り寄せるように日々の仕事を進めています。本講演では、いかに「またとない」個性を発掘し、どのように「またとない」形を作ろうとしてきたか。そのような日々の営みを中心にお話ししてみたいと思います。
1975年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動を開始。その後ArnellGroupにてクリエイティブ職に携わり、2003年の越後妻有アートトリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。フリーランスのクリエイターとして活動後、2006年株式会社ライゾマティクス設立、2016年よりRhizomatiks Architectureを主宰。
建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。
現在、2020年グッドデザイン賞審査委員副委員長、2020年ドバイ万博 日本館クリエイティブ・アドバイザー、2025年大阪・関西万博People’s Living Labクリエイター。
登壇概要
脱境界
21世紀が始まって既に20年、デザインは時代とともに役割を変化させ、テクノロジーの進化により領域を拡大し続けている。我々デザインをつくる者は時代の流れを理解し、先回りできているだろうか?自分が今行っているデザインの領域だけにとどまっていないだろうか?人新世が語られ、Covid-19が世界を同時に襲った今、未来を見据えてデザインを司るものが行うアクションはなんだろうか?「脱境界」私が非分野的に行っている業務を通して感じた様々なデザインの分野で拡張されている境界を超えたマイクロなたくさんの動きと、後に起こるであろう大きなうねりをこの機会に皆さんと共有できればと思う。
サンフランシスコ在住。新潟県生まれ。スタートアップスタジオAll Turtlesのシニアデザイナーとして、デジタルプロダクトや、ブランドのデザインに従事。大学在学中から多くのウェブサイトのデザインを手がけ、プランナーとしても多様な広告のデジタル施策の企画に携わる。渡米後はフリーランスとしてブランディングやパッケージデザインなどへ領域を広げながら、現地のデザイナー養成所Tradecraftを経て現職。著書に『デザイナーの英語帳』(ビー・エヌ・エヌ新社)がある。
登壇概要
デザインを続けるということ
日本ではウェブの制作会社、広告代理店、スタートアップと多様な環境で「デザイン」と呼ばれる仕事に携わっていました。しかし、どれも長く続けられたわけではなく「これができる」という自信がないまま3年前に渡米しました。現地で改めてデザイナーと呼ばれる職を得ようとして苦しみ、実際に働くことができてから、ようやく自分が今までやってきたデザインが何であったかを理解しつつあります。このセッションでは、私の体験と、デザインとは何なのかについて少し分かってきたことを共有します。
1985年生まれ。2008年、ベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーを日本人最年少で卒業。2015年に「株式会社YUIMA NAKAZATO」を設立。2016年7月には日本人として史上2 人目、森英恵氏以来となるパ リ・オートクチュール・ファッションウィーク公式ゲストデザイナーの1人に選ばれ、コレクションを発表。 その後も継続的にパリでコレクションを発表し、テクノロジーとクラフトマンシップを融合させたものづくりを提案している。
登壇概要
ウィズ・アフターコロナ時代における新しいファッションデザインと衣服の在り方
人間の生活に欠かすことのできない衣服。その未来を考えることで次の時代における人間の在り方が見えて来ます。私たちの生活を一変させてしまったコロナウイルスは、マスクや自宅で着る服など新しい需要を生み出しています。一方でサステナビリティへの意識など、衣服の在り方を見直すべきという議論はコロナ以前より重要視されていました。そのような状況の中で、これからのファッションデザインと衣服の在り方は、どのように変化していくのでしょうか。衣服の起源から最先端のテクノロジーに至るまで、分野を横断する幅広いリサーチから試行錯誤の数々をご覧いただきながら、ファッションデザインの観点からウィズ・アフターコロナの時代を考えていきます。
描いてみつけるプロダクトデザインの工夫
みなさんの身の回りにある物をデザインする仕事をしています。物理的なものに限らず、システムやUIUXなど、幅広く関わらせていただくことも多いため「プロダクトデザイナー」と名乗っています。当たり前だと思われるかもしれませんが、身の回りの人工物はすべて誰かによってデザインされ、つくられています。毎日使っている愛用品でも意外と知らないことが多く、どうしてそれが好きなのか、惹かれるのかを具現化することはなかなか無いと思います。それを描くことにより、気づき、読み解き、伝える「観察スケッチ」という手法と、そこから得られたことを共有できれば嬉しいです。
http://marikoproduct.com/リアリティをデザインせよ - 2020年代のスペキュラティヴ・デザイン
「問題解決」ではなく「問題提起」を志向するスペキュラティヴ・デザインってヤバい!やりたい!と思って以来、遂には提唱者アンソニー・ダンとフィオナ・レイビーに直接指導を仰ぐべく、彼らのいるNYのパーソンズ美術大学まで、日本の仕事を辞めて来てしまいました。そしたら彼らはもうスペキュラティヴと言っておらず、既に「その次」を模索していた…という驚きの展開が待っていたのですが、今回はそんな熱狂的ダン&レイビー通の私が体得した、スペキュラティヴ・デザインとその次なる「Designed Realities」という態度について、そして今後の実務に活かすための知見を、世界のデザイン研究の最前線からお届けします。
野良サービスデザインの実践
新潟のとある街の未来を、地元の事業者と一緒に考えるプロジェクトを中心に、人々が創造性を発揮するための体験作りから、アウトプットまでのプロセスをお話します。様々なステークホルダーが関わるプロジェクトの中で、デザイナーが担う役割や提供できる視点について実践知を共有します。様々な専門家と協力しながら、リサーチ・視覚化・情報整理やファシリテーション、時に動画制作まで、デザイナーとしての専門性を総動員して挑んだプロジェクトでの葛藤と経験をお話します。日本の地方における生活に密着したプロジェクトでのサービスデザインの一つの実践の形をお伝えできたらと思います。
http://cologue.jpONLINE EVENTにおけるデザインの可能性と体験の未来
コロナ渦におけるイベント需要として急速に広がるオンライン化の波。そのユーザー体験や演出はもちろん、デバイスにおけるUI、演者と視聴者によるコミュニケーション、オンライン上でのプロモーションなど様々な「デザイン」が進化しようとしています。本講演では、オンライン化によって「進化するデザイン」にフォーカスし、サイバーエージェントが9月に実施したオンライン版技術カンファレンスや、ABEMAにおけるサービスの進化と、世の中の様々な事例を交えながら、リアルからオンラインに進化する「需要」と「供給」の変化と、コンテンツとユーザーを紐づける「コミュニケーションのあり方」の今後の可能性についてお話しします。
https://twitter.com/sugaar畑違いを強みにする - AI・ロボット新規事業のUI/UXデザイン
デザイナーとして専門性の強みは人それぞれです。わたしは自分の強みが分からず迷う一方で、分野や領域に縛られたくない、飛び越えたいという思いを抱えていました。しかし一見関係のない技術の開拓への挑戦は、ただの遊びとして片付けられがちです。理解されず、燻りを感じている人は実は多いのではないでしょうか。もともとロボットやUI/UXデザインの畑出身ではない私がなぜ、会話型ロボットの新規事業に挑戦できたのか。そこにはチームメンバーの理解がありました。チーム内でどのように課題を共有し、開発を進めたか。先行販売の完売に至るまで、どんな取り組みを行なってきたか。クリエイティブの事例を振り返りながらお話しします。
https://twitter.com/esora_maya医学生としてデザインに取り組んで見つけた、医療とデザインの接点
医師になって患者さんを救えればそれで十分なはずだった。しかし現実の医療の課題は深く、広く、複雑でした。私は1人の医師としての延長線上に解決策が無い事に気がつき、医療の効率化を目指すUbie株式会社でプロダクト開発に取り組みはじめました。医療の複雑性を解きほぐして、患者と医療者を幸せにするプロダクトを作るには何が必要なのか。一見すると医療と遠いデザインに、その答えの一部があると私は確信しています。医療の専門性を持ちつつプロダクトデザインに越境した経験から、医療とデザインについて気がついた事、考えた事をご紹介出来ればと思います。医療のアップデートが急がれる今だからこそ、皆さんにデザインから医療への越境を呼びかけます。
https://twitter.com/shohei_ubデザイナーの僕が40歳からD2C事業を始めた話
2020年8月、「LOGIC」というD2Cスキンケアブランドをみずから立ち上げた。ここ数年、数多くのスタートアップ・ベンチャーとの仕事を通して、ビジネスにおけるデザインへ期待の高さを肌で感じたと同時に、期待値以上にデザインの力を世の中に証明したいと考えてきた。その挑戦のひとつが“事業”である。あらゆる事業を見渡すなかで、D2C領域はデザインに従事する人がアドバンテージを持ちやすいことを伝えたいと共に、実際のプロダクトの選定から事業立ち上げまでのプロセス、立ち上げた後の動きや展望についてを話していく。この話が、事業に興味を持ったり挑戦するデザイナーが増えるきっかけになれば本望だ。
https://twitter.com/tomosasakiインクルーシブデザインで“未来の当たり前”をつくる
インクルーシブデザインとは、多様な人をデザインプロセスに巻き込むデザイン手法です。 アクセシビリティやユニバーサルデザインにも共通しますが、これらは「特定の人向けの特別対応」ではありません。「特定の環境や制限のある状態」に着目することが、すべての人にとっての“未来の当たり前”の手がかりになるからです。新型コロナウイルスの影響からもわかるように、私たち一人ひとりの“当たり前”は社会と共に常に変化し続けています。 私がなぜインクルーシブデザインに取り組み、どのように考え、実際に何をしているのか。さまざまな部署・職種・媒体に携わってきた体験を元にお話します。
https://twitter.com/sanomio1016パネルディスカッション概要
地方創生とデザイン
新型コロナウイルスによって、人口減少の一途を辿っていた「地方」の価値に日本中が改めて焦点を当てることとなりましたが、今後我が国においてはデザインというアプローチでの地方創生にも目を向け、地方自治体や地域で働くデザイナーたちが現場力を発揮し、その魅力を最大限活かしながら国全体を引っ張っていくことが必要となります。
そんな未来のため、デザインファーム「&Form」代表の丸山さんに、世界各地のデザイナーの地域・教育に対する姿勢やその根底のフィロソフィーをご紹介いただきながら、政策として国・地域におけるデザインの振興を図っている経済産業省の菊地さんと共に、日本の地方創生の未来について対談していただきます。
経産省のデザイン政策企画担当。同省特許庁にて、意匠の審査や調査事業、デザイナー向けの知財教材開発、行政サービスにおけるデザイン思考活用プロジェクトなどに従事した後、2018年から現職。デザイン経営の普及啓発、高度デザイン人材やサービスデザインに関する調査事業のほか、被災地の観光需要回復を目的とした地域ブランディング事業、地域におけるデザインプロデューサー育成支援事業の立案などに携わる。
Benetton主催によるFabrica招待生を経て、渡英。Central Saint Martins美術大学コミュニケーションデザイン科にて文学士号を取得。英国にてPhaidonの装本等で活躍するハンズ・ラハイトに師事後、南スイスへ移住。市立美術館のアートディレクターとして国内外にて数々の展覧会デザインを手掛ける。州立大学Supsiのデザインコラボレーターを経て2012年帰国、&Formを設立し多岐に渡るデザインプロジェクトを手がける。グローバルデザインプラットフォーム「Form」主宰。
www.andform.jp