Day 217:20– 17:30Open Stage
分裂するデザイン、取り残される空間—インクルーシブデザインスタジオが建築をやる理由
かつて、体験をかたちづくる接点は「空間・モノ・広告」しかなかった。マス向けに仕立てたデザインを、人はコントロールされたルートに沿ってたどった。けれど接点のデジタル化によって、デザインは無数に分裂し増殖し、出会いは場からも離れ、もはや作為的にコントロールできない。AIが非デザイナーまで創作の側へ引き入れた今、その分裂に歯止めはかからないが、空間においては描くこと・つくること・つかうこととの間には複雑な作業とコミュニケーションが発生し、分裂・増殖せず、空間は取り残されたままだ。
インクルーシブデザインは現代社会と取り残される空間との乖離を埋めるだけでなく、マスではない異なるN=1の体験価値を引き上げる。インクルーシブデザインを体現するため、CULUMUは建築まで拡張する。

桑原 寿記
インクルーシブデザインスタジオCULUMU by STYZLead Designer/Architect
慶應義塾大学大学院修了後、日本と中国で約10年、空間デザイナーとして活動。中国大手IT企業でのOMO店舗の設計で、オンラインとオフラインを融合したサービス体験を実現し、国内外のメディアに取り上げられ、中国でのデザイン賞も受賞。中国での急速なデジタル化を機にAI・デジタルコンサルティング領域へ転身。中国現地IT企業のデザイン部門責任者、コンサルティングファームCDO、AIベンチャー執行役員を経て、現在はインクルーシブデザインスタジオCULUMUに所属。建築とデジタルを横断するUXデザインで共生社会を提案し、社会実装に尽力している。
Ask the Speaker17:50– 18:10(登壇後に登壇者と直接話せる枠)